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雲から天気をよむ

キャンプで気になる天気を雲から予測

キャンプの心配事の一つに天気があります。基本的にキャンプに行くときには事前に天気予報を確認したり、ラジオなどで情報収集をします。
しかしキャンプ場は山にあったり、実際急に天候が変わることもよくあります。周りは晴れているのに、そのキャンプ場付近だけ雨ということもあります。
雨キャンプの良さもありますが、危険な場合もあるので、自身で天気をよめるようになっておきましょう。
ということで、雲から天気を予想する知恵をご紹介です。

笠雲(レンズ雲)

笠雲

笠雲は山の上にかぶさるようにできている雲のことで、別名レンズ雲とも呼びます(巻積雲、高積雲、層積雲に見られる雲種の1つ)。基本的に山頂あたりの湿った空気が上昇する際に冷えて生まれますが、山から離れた場所で発生することもあります。

笠雲からわかる天気

上空の風が強い際に発生することが多いことから、強風の前兆として判断することが出来ます。低気圧や前線など、悪天候につながる際に風も強くなる為、高い山に笠雲がかかっているときは雨の可能性を考えて置く方が無難です。
ただし、中には天気が良くなる前兆とされているものもあるそうで、必ずしも雨につながるとは限らないという情報も。。。

積乱雲(入道雲)

積乱雲

積乱雲はなんだかの原因で発生した強い上昇気流によって生まれます。雷雲、入道雲とも呼ばれています。圧倒的サイズがあり、一番上から下までで中には10,000mを超えるものもあります。強い上昇気流によって生まれた積乱雲の中は多くの水滴、氷が激しくこすれ合います。そこで発生した静電気が蓄積され、雷を発生させています。

積乱雲からわかる天気

夏に多く見られる積乱雲(入道雲)はご存知の通り、雷の可能性があるため最も危険なシグナルです。雷が遠くで聞こえる状態でも、あっという間にキャンプ場に到達することもある為、積乱雲が見えた際には、管理棟に避難するなど早めの対策が必須です。
また雷だけでなく、冷たい突風や短時間で大量の雨を降らせます。集中豪雨のほとんどが積乱雲によるものなので、場合によってはテントやタープを一旦撤収することも必要です。特に広い草原のキャンプ場などは危険!

高層雲(おぼろ雲)から乱層雲へ

曇り

高層雲は別名「おぼろ雲」とも呼び、空の広い範囲を覆うものを指します。所謂「曇り空」です。ぼんやりとした感じのものが多く、高層雲が厚くなってくると昼間でも周囲が暗くなることもあります。

高層雲からわかる天気

温暖前線や低気圧が近づいてきていることのシグナルで、巻雲や巻積雲の後に現れることが多いとされています。
高層雲が分厚くなるとぼんやりしていた雲の下部がだんだんと形がわかるようになり、乱層雲に変わります。
乱層雲になると雨が降ってきますので、高層雲が乱層雲に変わる前に雨対策のサイト作りをしましょう。

飛行機雲

飛行機雲

飛行機の飛んだ後に生じる雲のことで、別名航跡雲(コウセキウン)と呼ぶこともあります。
飛行機雲はエンジン排気中の水蒸気によるもの、翼付近の低圧部によるものがありますが、ほとんどの場合は排気中の水蒸気で、こちらの方が長く残る飛行機雲になります。

飛行機雲からわかる天気

飛行機雲が長く残る場合は天気の悪化につながるとされています。
もともと空気中に水蒸気が多い場合に飛行機雲は発生しやすく、気圧などの条件も揃った際に長く残る為、真っ青な空に一本の飛行機雲がしばらく残る場合は、空が青いから大丈夫とは判断せず、その後天気の崩れがある可能性を考えた方が良いようです。

夕焼け

夕焼け

夕焼けは太陽光の入ってくる角度が夕方時刻で低くなることによって起こる現象です。昼間の上方向から太陽光が入ってくると、全ての色が大気を透過します。中でも青色系はよく散乱するため、昼間の空は青く見えます。太陽の光が夕方に低い角度から入ると、より多くの大気を通過するため、良く散乱する青の光が届きにくくなり、赤系統の光が目立ち、夕焼け空となります。

夕焼けからわかる天気

西の空がきれいなオレンジや赤く染まるようだと、天気は安定しやすいといえます。
日本の上空は偏西風がある為、雨雲は基本的に南西から北東へと移動する傾向があります。夕焼けが綺麗に見えるのは、西の方角が晴れている証拠なので、その晴れの空が翌日来やすいことから、天気は安定すると考えることが出来るのです。

キャンプの雨、風対策は万全に

天気をある程度雲や空から予測することが出来ても、雨や風が強くなることはしょっちゅうです。
そのため、しっかりと雨対策と風対策をして、場合によっては避難、あるいはキャンプを延期するなど安全を最優先にキャンプを楽しむようにしたいものです。



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