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ACNオートキャンプin勝浦まんぼう|インタビュー

インタビュー取材

千葉県の勝浦に位置するACNオートキャンプin勝浦まんぼう。海の近くでありながら原生林の要塞に囲まれたキャンプ場は不思議とベトベトした感じもない不思議な空気に包まれています。
シーカヤックツアーや漁船ツアー等、海ならではのアクティビティもセットで楽しむのがお勧めです。

ACNオートキャンプin勝浦まんぼうの始まり

海と山の両方の魅力が味わえるというキャンプ場に近づくと、昔小学生のころに夏休みで田舎に行ったときのワクワクした感覚がよみがえってきます。海から近いのに、とても静かな原生林に囲まれたキャンプ場に到着し、笑いの絶えない吉野オーナーファミリーとの会話に花が咲きました。

オートキャンプin勝浦まんぼう

ACNオートキャンプin勝浦まんぼうのオーナー、吉野満さんは、キャンプ場経営と同時に漁師さんもされています。春には金目鯛を捕りに海に出るというから驚きです。

小学生のころはここは田んぼだったんだ。ここでコットンの三角テントでキャンプをするようになってキャンプが好きになったね。キャンプ場をやりたくなったのは、上の子が3歳くらいになってからかな。まずは妻にキャンプの魅力を理解してもらうことから始めたよ。道志川にあるキャンプ場に妻を連れていって、『コールマンのランタンでも新聞読めるんだよ!』とか、そんなところから(笑)
吉野さん

オートキャンプin勝浦まんぼう

初めて妻をキャンプに連れていったときは道が大渋滞でキャンプ場に到着したのは夜9時くらいだったかな。しかも雨でワンボックスのトランクを屋根にして。翌朝露天風呂に入ろうとしたら熱湯風呂(夕方に向けて冷ますから60度くらい)だったりで、もう散々なキャンプ。キャンプ嫌いになったかなと思ったら『結構楽しかった』と言ってくれて。そこから常北や清水港、本栖湖などにキャンプしに行くようになったなぁ。当時は土間職人をやってたんだけど、千葉にキャンプ場も増えてきて、兼業で始めたのがここの始まり。今でも依頼があれば職人仕事もやるよ。
吉野さん

オートキャンプin勝浦まんぼう

実はこの‟兼業”というのも、ACNオートキャンプin勝浦まんぼうのスタイルの大切な要素だということが後からわかってきます。

娘さんが小学校1年生になる頃にキャンプ場を本格的に立ち上げた吉野オーナー。実は奥さま(和子さん)とは幼馴染♪なんと52年前に二人は出会っているというから驚きっ。当時船橋に住んでいて、勝浦に戻りたくなかったそうですが、キャンプ場立ち上げに同意し、今ではACNオートキャンプin勝浦まんぼうに欠かせない存在の一人です。なぜ勝浦に戻ってきたくなかったのにキャンプ場立ち上げに賛同したんですか?という質問に対し、

旦那が好きだったからだろ!
吉野さん

昔はこんなに腹水たまってなかったからね!
和子さん

オートキャンプin勝浦まんぼう

ということでキャンプ場は25周年(平成5年オープン)を迎えました。

気になる「まんぼう」の由来について伺ってみました。

オートキャンプin勝浦まんぼう

サバとかイワシじゃかっこつかねえだろ
吉野さん

!!!( ゚Д゚)

「まんぼう」はオーナーの名前『満さん』、漁船の『萬坊丸』から取っているのが本当の由来です。

‟原生林の要塞”

オートキャンプin勝浦まんぼう

ACNオートキャンプin勝浦まんぼうは、海に近いのにキャンプ場に来るとありえない静けさとさわやかな空気に包まれます。ぜんぜんベタベタした感じになりません。もともと田んぼだった土地ですが、周りの原生林に囲まれたキャンプサイトは、他にない雰囲気で、関東とは思えません。

オートキャンプin勝浦まんぼう

ここ120年くらい(観測史上)35度まで上がったことがないそうで、夏の温度は栃木県の日光とほぼ同じ。夏でも30度超える日はほぼなく、夕方になると本当に涼しく過ごすことが出来ます。それは土地のおかげもありますし、何より要塞のような原生林の深い森のおかげ。空から見るとブロッコリーの様ですが、下から見上げる森の深さにも圧倒されます。

オートキャンプin勝浦まんぼう

ACNオートキャンプin勝浦まんぼうのオートキャンプサイトエリアは大きく二つに分かれます。AサイトとBサイトはいたってシンプルな造り。
原生林の要塞のふもとに区切られたオートキャンプエリアで、静かなキャンプを味わうのがここでの最高の楽しみ方。

オートキャンプin勝浦まんぼう

バンガロー

オートキャンプin勝浦まんぼう
オートキャンプin勝浦まんぼう

ACNオートキャンプin勝浦まんぼうではバンガローに泊まることもできます。
サイズ、設備も数種類から選ぶことが出来ます。海で思いっきり遊んだ後にバンガローに泊まるキャンプスタイルは、小学生の夏休み想い出づくりには最高です。

オートキャンプin勝浦まんぼう
オートキャンプin勝浦まんぼう

管理棟・炊事棟・設備

オートキャンプin勝浦まんぼう

受付棟正面にあるのは、‟キャンパーズテーブル”。朝にはコーヒーサービスがあることも??
ここでキャンパーさん同士、キャンパーさんとオーナーファミリーの輪が広がります。
横の‟ちびっこてらす”には遊具の他にシーカヤックに使うライフジャケットなどもあります。海の家が山の中にあるような不思議な空間。

オートキャンプin勝浦まんぼう

受付棟内では色々な備品販売もあります。何か忘れ物があった際には助かります。
また入って目に入るのが‟第三萬坊丸。ここでも海が近いキャンプ場というのを感じることが出来ます。

オートキャンプin勝浦まんぼう

一日海で遊んだあとは、シャワーはもちろん、家族風呂もあります。
綺麗さっぱりしてまた明日思いっきり遊ぶ、それがACNオートキャンプin勝浦まんぼうの味わい方です。

オートキャンプin勝浦まんぼう

炊事棟、トイレは入口寄りにあります。洋式便器には洗浄もついてます。

海を満喫できる!オートキャンプin勝浦まんぼう

オートキャンプin勝浦まんぼう

これだけ静かな原生林に囲まれたキャンプ場なのに、海に出るには徒歩数分しかかかりませんっ。ACNオートキャンプin勝浦まんぼうでのウォーターアクティビティには、シーカヤックツアー、漁船クルージングなどもあります。驚くほどの透明度の高い南房総の海を満喫。

シーカヤックツアー

まず必ず経験してもらいたいのがシーカヤックツア―♪初心者でもインストラクターが同行しますので安心して楽しむことが出来ます。経験値に応じたコースを準備しているため、無理なく楽しめるのもお勧めポイント。

オートキャンプin勝浦まんぼう

しかも金額もリーズナブル。無駄に一日かけて実際漕いでいる時間が限られているというようなツアーではありません。思いっきり楽しんで、思いっきりキャンプ場でのんびり、それがまんぼうのシーカヤックツア―です。

オートキャンプin勝浦まんぼう

漁船クルージング

もう一つの目玉は漁船クルージング。普段乗る機会なんてない漁船に乗せてもらい、南房総の海をクルージングすることが出来ます。潮風を全身に浴びながらのクルージングは何ともいえない迫力と気持ちよさ。

オートキャンプin勝浦まんぼう

吉野オーナーと息子の一平さんの凛々しい表情が見れるのも、このツアーに参加したキャンパーさんだけの特権っ!?一度は経験したいツアーです。萬坊丸に乗っていざ太平洋へっ

オートキャンプin勝浦まんぼう

勝浦まんぼうポリシーと魅力

この森に囲まれた静かなキャンプ場、ACNオートキャンプin勝浦まんぼうには一つの徹底されたルールがあります。それは、場内の車の移動には必ず先導者を付けるということ。キャンプ場オープン2年目からキャンパーさんにお願いしてきたもので、今ではすべてのキャンパーさんがこのルールで場内の子供たちの安全を守っています。

オートキャンプin勝浦まんぼう

ここでは必ず車の前を歩いて先導してもらうようにしてんだ。だって自分の子供が車に乗っているからって安全とは限らないでしょ。周りの子供は外を歩いているわけだから。スーパーとかで自分の子供だけ先に降ろす親はいないし。事故は本当に怖いから色々考えてこのルールを徹底するようにして、今ではキャンパーさん同士が声を掛け合って徹底されてきたよ。吉野さん

オートキャンプin勝浦まんぼう

便宜上オートキャンプではあるけど、その分安全はしっかりと確保する必要があると思ってる。しかもここはそんなに広いキャンプ場じゃないから尚更。これが徹底されてきているからファミリーのキャンパーさんは安心して過ごすことが出来る。たった1台でも徐行しない車がいると意味がないからね。口うるさいキャンプ場だと思われても、本当の安全の方がよっぽど大切だと思っているよ。吉野さん

場内の安全を最優先にしているACNオートキャンプin勝浦まんぼうのコンセプト。誰よりも安心して過ごせるキャンプ場を創るという吉野オーナーの強い思いが伝わってくる場面になりました。

「寝られるからこのキャンプ場」

そんな想いの強いACNオートキャンプin勝浦まんぼうの魅力を改めて聞いてみました。

太平洋と俺だ(爆)吉野さん
!!!( *´艸`) それは分かる気がするっ!!(=゚ω゚)ノ

オートキャンプin勝浦まんぼう

マナー悪いキャンパーさんはほぼいないなあ。予めグループは受けないのもあるし。海で遊ぶキャンパーさんが多いから、ほとんどみんな早い時間に寝るよ。「寝られるからまんぼうさんが良い」というキャンパーさんもいるくらい。一旦失った雰囲気はもう戻らないから、そこは徹底してきたかな。窮屈そうだと思ったら予約を入れなければいいと思ってるし、ゆっくり静かに過ごせるキャンプ場というのは、うちの魅力だと思うよ吉野さん

「色々なキャンパーさんと話すのが何より楽しみ」

キャンプが好きだし、好きなことを生業に出来ているのは幸せなことだと思ってる。それとお客さんと他愛無い会話が出来るのが楽しいね。毎週くるような超常連さんもいるよ。弁護士、脳外科、自衛官とか色々なキャンパーさんと会話できるのが本当楽しいな吉野さん

オートキャンプin勝浦まんぼう

東京お客さんの奥さまと飲み会してますよ。キャンプ場やっていなかったら出会えてなかった人たちと出会えるのが良いですよね。年に2、3回は東京に行っているかな。受付棟の前には誰が来ても良いように‟キャンパーズテーブル”の看板を出しているのは、そのためです。吉野さん

取材後記
あるキャンプ場のオーナーさんが、「プライベートで行くならまんぼうさんだね」と言われたことがありました。
海のすぐ近くという立地でありながら、事前に聞いていた通り、とてもさわやかな空気。海特有のベトベト感もないですし、本当に不思議な空間。「原生林の要塞」という言葉がぴったりくる、圧倒的な森の深さも、他ではなかなか感じることが出来ない存在感です。一瞬千葉にいることを忘れてしまうほど。
また、海の魅力ももちろん魅力。漁船クルージングは、あまり認知されていなかったサービスですが、想像以上のスピードと迫力に時間の過ぎるのを忘れてしまいました。風を切る心地よさは、忘れられない思い出となりました。

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