キャンプの虫対策
キャンプをしない人のキャンプ嫌いな理由を聞くと、ほとんどの方が「虫がいや」という答えが返ってくる気がします。
実際キャンプをする人にとっても虫対策は大切で、蚊に刺されたというレベルだけでなく、病院に行くレベルの問題が生じることもあります。しっかりと対策を打ってアウトドアライフを楽しんでいってもらえたらうれしいです。
虫対策① 蚊取り線香
昔からの虫対策である蚊取り線香は効果があります。
アウトドア用品として蚊取り線香台が売られているように、アウトドアでもある程度効果を発揮します。またわざわざ買わなくても空き缶のプルトップの部分を支えにして簡易蚊取り線香台にすることもできます。見た目を気にする場合は、「Y字」になった枝を拾ってきて蚊取り線香台にすることもできます。また蚊取り線香の強力版もあるので、注目です♪
蚊取り線を焚く際には風向きを考える必要があります。風上にないと意味がなくなってしまいます。
またテントなどのそばに置くとテントに穴が開いてしまったり、最悪燃えてしまうこともあるので気を付けましょう。
場合によっては腰にぶら下げられるアイテムを揃えるのも手です。
そして蚊取り線香はブヨにはあまり効きません。ブヨは蚊よりも刺された後の痛みが長く続き、痛みもひどいので別な対策が必要です。
虫対策② ハッカ油
キャンパーの中では有名な虫対策アイテム、ハッカ油。
薬局で売っているハッカ油を100均などのスプレーボトルに入れて、シーブリーズや消毒用エタノールと混ぜて使うだけ。
夏場はスース―するのも気持ちよいですが、結構虫対策として機能するので、多くのキャンパーさんがやっています。
※写真提供キャンパーさん|*岬さん
虫対策③ 服装
特にブヨは地表30㎝くらいに多く、足首を出していたり、短パンを履いていると狙われてしまいます。
またブヨは日中であっても木陰など直射日光が強くないところで襲ってくることもある為気を付けたいところです。
子供とのキャンプに心配な場合は防虫効果のある服も売られているため、そういったものを準備するのも手です。生地自体に防虫効果がある為、比較的安心です。
バンダナなどもあるので、おしゃれの一環としてもお勧め。
虫対策④ そもそも虫のいない季節や場所に行く
虫の少ない季節に行く
少し無理やりな発想かもしれませんが、虫の少ない季節の方がキャンプ自体も楽しめたりします。
「夏=キャンプ」ではなく、春の温かくなったころ(蜂は注意)や、紅葉の季節など、それぞれの季節の魅力があり、虫も少ないためあまり気にしないでいられたりします。もちろん冬は虫の心配はありません。
高原キャンプがお勧め
また地域によって虫の種類や量の違いもあります。
高原などのキャンプ場だと虫が少ないところもあります。
高原キャンプの魅力としては、季節のわりに涼しく過ごせる点、星空がとても綺麗なキャンプ場が多い点です。
少しキャンプ場へのアクセスに苦労することがあるかもしれませんが、虫という観点からもお勧めかもしれません。
それでも刺されたら
蚊に刺されたら
掻かない!そして市販の薬を塗る。
その際の注意点は抗ヒスタミン剤(かゆみを抑える目的)主体なのか、ステロイドが配合されたもの(炎症を抑える目的)なのかをチェックすることです。中には指定第2類医薬品の少し強力なものも売られています。
ブヨに刺されたら
市販の毒抜き(ポイズンリムーバー)ですぐに毒素を抜き取ることが最も効果的です。
毒抜きがなかった場合は温めるのが比較的効果的といわれています。しかし毒素が回る前の噛まれたすぐの段階なので、できる限り早く対処が必要です。数十か所噛まれた場合は、危険な症状になることもあるので病院へ行くようにしましょう。
蜂に刺されたら
蜂に刺された場合もポイズンリムーバーをすぐに使用しましょう。
万が一ポイズンリムーバーがない場合はすぐにキャンプ場の管理者に伝えてるようにしてください。
また、刺した蜂の種類にもよりますが、スズメバチ系の場合はすぐに病院へいく方が良いでしょう。
すぐに病院に行けない環境では毒を出来るだけ絞り出したうえでドクダミの葉をすり潰して患部に刷り込むのも有効と言われています。