オニヤンマ君(おにやんま君)とは?キャンプで使える虫除けアイテムの紹介
キャンプやアウトドアで、特に夏場に悩まされるのがハチ、ブヨ、アブなどの虫たち。薬剤やスプレーは使いたくないけれど、何か虫よけになるものがほしい…という人に、近年注目されているのが「オニヤンマ君(おにやんま君)」というアイテムです。
名前の通り、オニヤンマを模した模型を帽子やギア、テントまわりに取り付けて、虫が「天敵の姿を見て近寄りにくくなる」ことを期待して使うもの。殺虫剤や化学薬品を使わない点が安全性の面で魅力です。
オニヤンマ君の基本仕様と特徴
- 見た目はオニヤンマそっくりな模型(羽の模様、体の色合いなどをリアルに再現)
- 素材は軽量なプラスチックやPVCなど、重さは数十グラム程度
- 安全ピンやストラップ、クリップなどで帽子・洋服・カバン・ギアに取り付け可能なタイプが多い
- 薬剤・忌避剤を使わず視覚的に「天敵」の存在を示す方式
- 主にスズメバチ・アブ・ブヨなどに対する忌避効果を謳う商品が多い
市販されている「蜂よけオニヤンマ」商品は、アマゾンなどで多種多様に扱われています。
実際使ってみたキャンプ体験から見る印象
テントのペグ近く、チェアの背もたれ、帽子などに複数配置して、夜から翌朝にかけて様子を見た感想を記します。
- ストラップでタープのポール先にぶら下げたり、防止にクリップで着けるなど設置はとても簡単。
- 夜間〜明け方、ブヨやアブが気になる時間帯に、手首や足首まわりにまとわりつくような虫の飛び込みはやや軽減されたように感じました。
- ただ、蚊については完全に寄せつけなかったとは言えない印象。
- 明るくなると、オニヤンマ君はギアに馴染んで違和感が少なく、「あ、あそこにいるな」と気づくくらいの存在感でした。
「完全な防虫ツール」とは言えないものの、補助的な手段として使えると思います。
Foresters Village Kobittoでのワークショップ:ガイロープでオニヤンマ君を作る
ちなみに、Foresters Village Kobittoでは過去に「ガイロープでオニヤンマ君を作る」ワークショップを実施したことがあります。予約情報にも「ワークショップ:ガイロープでおにやんま作り」の告知が載っていましたので、夏のシーズンは要チェックです
参加者にはガイロープ(キャンプ用ロープ)と模型パーツを組み合わせて、オニヤンマの形を模したオリジナルのオニヤンマ君を手作りする体験が提供されていました。キャンプ場で作ってそのまま使えるという実用性も兼ねた企画で、ファミリーや子ども連れにも好評だったそうです。
このような体験型コンテンツを通して、自分で作ったオニヤンマ君をその場で使える楽しさが加わるのは、単に買って使うだけでは得られない魅力ですね。
効果には限界あり:注意すべき点と情報もチェック
オニヤンマ君は、あくまで視覚的な忌避策。実際の効果については、いくつか注意点があります。
- 科学的に「確実な効果」が証明されているわけではない、という批評も見られます。
- 実際の検証では、蚊にはほとんど効果なし、アブにはある程度効果が見られたという報告もあります。
- ハチに対しても、遭遇しなければ効果を測れないため「近づきにくくするかもしれない補助策」と位置づけておくのが安全。
- 巣が近くにある場合やハチが活発な時間帯では、オニヤンマ君だけでは防ぎきれない可能性があるため、キャンプ場を管理している人に伝えましょう。
とはいえ、薬剤を使わない・見た目的にギアに馴染む虫除けとしては面白い選択肢だと思います。
まとめ:こんな人におすすめ、使い方のヒント
オニヤンマ君は、キャンプやアウトドアで薬剤を使いたくない人や、雰囲気を壊さず虫よけを取り入れたい人に向いています。完全な防護策ではないものの、次のような使い方がおすすめです:
- テント周り・チェア周辺・帽子など複数箇所に数体配置することで「視覚的プレッシャー」を分散させる
- 夕暮れ〜夜間の虫が活発になる時間帯に重点的に設置する
- 他の虫よけ(ネット、虫除けスプレー、シェルターを張るなどの物理バリア)との併用を前提に使う
- ワークショップで自作できる場面があれば、子どもや仲間と一緒に作る体験を楽しむ
Foresters Village Kobittoのようなキャンプ場でワークショップが行われると、その場で作って使える楽しさも加わるので、おもしろさも倍増です。