キャンプ場の種類
キャンプ場とひとことに言っても様々。
自然満喫から設備の整ったところ、オートキャンプからフリーサイトまで色々好みに分かれます。
このページではキャンプ場の種類についての紹介、設備にはどういったものを注目すればよいのかなどの情報を載せています。
まず大前提として、車をテントサイト隣に停めることが出来る「オートキャンプ場」と、駐車場に車を停めて荷物をテントサイトまで運ぶ「キャンプ場」とがあります。
オートキャンプ場はテントの隣に車を停められるので、設営と撤収が楽なのがメリット。キャンプ場は荷物を運ぶ手間がかかりますが、その分キャンプサイトは静かで車の乗り入れもなく安全というのがメリット。
①区画サイト
1組ごとに区画をしっかりと確保してくれているのが、区画サイト。隣との区切り方も様々で、ロープで張っているところや、木、岩、あるいは傾斜を利用したものなどがあります。プライベート感がどれくらい確保されているかというのも、キャンプ場選びの一つのポイントになります。
また、区画自体の広さはキャンプ場によってさまざまです。ツールームテントなど、大型のテントを張る場合は事前にサイトの広さを確認するようにしましょう。
②フリーサイト
フリーサイトは文字通り「好きなところ」に設営できるスタイルのキャンプ場。好きなところと言っても、危険な川の中洲や崖のそばでの設営は危険なのでやめましょう。
フリーサイトは自分で好きな場所を選べるメリットがありますが、ハイシーズンになると結構ギュウギュウになってしまう可能性があります。グループでのキャンプする場合は区画サイトのキャンプ場よりフリーサイトのキャンプ場の方が良いでしょう。
③グランピング
常設テントが準備され、中には寝具やファニチャー、外にはテーブルなどが完備されているグランピング。
グランピングの定義が定まっていないため、食事まで準備されるホテルで過ごすようなレベルのグランピングから、単に常設テントを張っただけのグランピング(?)もあります。
基本的に手ぶらで楽しめますが、後者の場合はテント以外何もないので事前に確認が必要です。
④バンガロー・コテージ・トレーラーハウス
テントはまだハードルが高いな、あるいはまだ子どもが小さいうちは、、という人はバンガローやコテージ、トレーラーハウスもお勧め。
一昔前のようなほったて小屋のようなバンガローでなく、とても綺麗に手入れされ、エアコンまでついた山小屋風のものまでさまざま。コテージクラスになると、まるで貸別荘のような快適なアウトドアを楽しむことが出来ます。
地面の種類とメリット・デメリット
サイトの地面は当然様々です。それぞれのメリット・デメリットを簡単にご紹介。
また、キャンプ場によっては、直に焚火をしてよいキャンプ場、駄目なキャンプ場があります。直火を禁止としているキャンプ場は焚火台を使うか、指定場所でのみバーベキューをすることになります。最近は直火NGのキャンプ場の方が多く、焚火を思う存分楽しむためには直火可のキャンプ場を探す必要があります。また最近では直火可のキャンプ場であっても、地面にダメージを与えないというマナーの観点から焚火台を使用するキャンパーが増えてきています。
①芝生
■メリット
・寝心地◎
・ペグが刺さり易い
・テントなどが汚れにくい
■デメリット
・焚火台を使用しても、熱対策、灰の受け皿が必要
・水はけが悪い場合もある
②砂利
■メリット
・汚れにくい(芝生ほどではない)
(ただしテントの底が白くなる場合あり)
■デメリット
寝心地△:しっかりとしたグランドシート、マットの準備があれば大丈夫
ペグが刺さりにくい場合があるため、強度の高いペグが必要
グランドシートは必須:テントの底が破けてしまうリスクがある
③土
■メリット
・寝心地○
■デメリット
・テントなど汚れやすい
・水はけが悪いところが多い
④砂
■メリット
・砂利よりは寝心地がよい
■デメリット
・夏は熱くなってしまうことがある
・撤収時はテントの底をしっかりと払う必要がある
・ペグが抜けやすい為、風が強い日はペグではなく大きい石に括り付けるなどが必要
設備・炊事場
トイレ、シャワー・お風呂は事前に確認しておいた方が良い点です。
トイレに関しては、水洗式のものが増えてきていますが、汲み取り式のトイレもあるのが現状です。設備が整ってきているところの中には洗浄タイプのトイレが準備されているところもあります。
コインシャワーやお風呂があるキャンプ場もありますが、時間の制限などがある、あるいは予約が必要なところもあります。
ただ、キャンプ場の周りには日帰り温泉があるところも多いので、せっかくなら温泉も近くにないか探してみると良いかもしれません。中には温泉施設がキャンプ場内にあるというキャンプ場もあり人気があります。キャンプ場内に温泉がある場合は営業時間など情報を確認しておきましょう。
炊事場で確認したいのが、お湯が出るか出ないか。
お湯が出るところは嬉しいですが、お湯が出ない場合は、季節によってゴム手袋を忘れずに持っていきましょう。キャンプ場の水は当然とても冷たくなりますので、ゴム手袋は必須です。
また、合成洗剤の仕様がNGとなっているキャンプ場もありますので、受付の際に確認してみてください。
遊具やドッグラン、アクティビティ
ファミリー向けのキャンプ場が増えてきていて、子供たちが遊べる施設があるところも人気のようです。釣り堀やパターゴルフ、ピザ教室、アスレチックなど様々あります。また、イベントを充実させてアウトドアならではの体験が出来るキャンプ場も人気があります。
そういった設備やイベントが充実しているところは子供が多いので、静かにのんびり過ごしたいと言う人は、逆に何もないところを選ぶのが良いかもしれません。
またペット可と不可のキャンプ場があります。ドックランなどの設備をもつキャンプ場もありますので、ペット連れキャンパーは事前に確認が必要です。
管理棟・売店
多くの管理棟に売店が併設しています。ちょっとしたものを買ったり、忘れ物があるときにはとても助かります。
管理棟の売店は、特に営業時間と薪の料金を確認しておきましょう。
近くのスーパーやホームセンターで買っておく方がよいのか、現地での購入が良いのか、意外に料金に開きがあったりします。
また、いろいろとキャンプ用品をレンタルしているキャンプ場もあるので、貸出品目も確認しておくとよいでしょう。キャンプ用品は、始めから全て揃えるということはせずに、何度も行っているうちに自分たちで必要なものが何かが分かってきます。「今回はダッチオーブンをレンタルしてみて、気に入ったら買おう」という具合にレンタルを上手に使うのがお勧め。車のレンタルと違い、しっかりと洗ってから返却することもお忘れなく。
(※テントやタープのレンタル品に平気で焚火などの穴を開けておきながら黙って帰るキャンパーがいて、レンタルを中止したキャンプ場さんが増えてきています。使用方法を守る事はもちろん、万が一ダメージを与えてしまった場合は必ず管理者に報告しましょう)