寝袋・シュラフのメンテナンス
キャンプギアの中でもカビや臭いが最も気になるものの一つが寝袋です。汗をいっぱいかいたあとはなおさら気になるところ。
ここでは自分で行う寝袋メンテナンス方法、化学繊維とダウンの手入れの違いについてご紹介しています。
寝袋・シュラフのお手入れ方法
STEP1) ダウンクリーナー
ダウンを使用している寝袋の場合は必ずダウン専用のダウンクリーナーを使います。
(合成洗剤などを使用するとダウンの元々持つ重要な油分まで失われてしまいます)
STEP2) 汚れを落とす
お風呂場などに水をはり、ダウン専用クリーナーを溶かします。
十分とかしたら寝袋を入れて、汚れが十分出てくるまで手で押し洗いをします。
この時汚れた部分を強くこすったりしないよう注意が必要です。
汚れのひどい箇所はその部分だけもみ洗いします。
STEP3) すすぎ
水を3,4回泡が出てこなくなるまで換えながらすすぎを行ってください。
すすぎ終わったら、手で水を押し出すようにしてしっかり脱水します。
STEP4) 乾燥
直射日光ではなく日影で形を整えてを整えて平干ししていきます。
乾いてきたら時々中綿をほぐし、ダウンの中身が偏ることのないよう整えます。
整える際には手で軽く叩くようにしながら、ロフトを復元していきます。
その他ポイント
・ダウンの乾燥には時間がかかります。だいたい数日を要しますので、根気よく行ってください。
・汚れやロフトの低下が著しい場合は、クリーニング店に出すのもお勧めです。
化学繊維とダウンの手入れの違い
化学繊維とダウンはお手入れ方法が実は違います。
その為、しっかりと特徴を把握したうえでメンテナンスしないと、せっかくの保温効果などを失ってしまうことにもなりかねません。
化学繊維
■特徴
濡れても乾きやすい
ダウンと比べて重い
かさばる
■収納
端から空気を抜きながら丸めて収納
■洗い
中性洗剤OK。洗濯機での選択も可能。
■すすぎ
痛まないように脱水機はNG
■乾燥
脱水はせずに平らで直射日光の当たらないところで干す。
ダウン
■特徴
濡れると乾きにくい
軽い
小さく納まる
■収納
羽根が偏らないように畳まずにくしゃくしゃにしまう
■洗い
ダウン専用洗剤を使用。手で押し洗いが基本
■すすぎ
手で押す程度で水分を出す
■乾燥
平らな場所で直射日光を避けて干す。数日かかる。
丁寧にあつかって、いつだでもふっくらした寝袋をキープして永く使っていきたいですね。