那須たかはらオートキャンプ場｜インタビュー

インタビュー取材

栃木県那須塩原市にある那須たかはらオートキャンプ場。2016年7月で20周年を迎えるキャンプ場は、ご家族と長年手伝ってもらっているアルバイトさんたちで創られてきた温かさを感じることが出来ます。至る所にキャンパーさんのことを考えたサービスが行き届いている、とてもシンプルでありながらバランスのとれたキャンプ場です。

西那須野・塩原インターから車で10分の好立地に位置する那須たかはらオートキャンプ場。出迎えてくれたのは現管理人さんとお母様。挨拶させて頂いた時からキャンプ場の温かさが伝わってきます。

高原山麓に位置する那須たかはらオートキャンプ場の始まり「那須たかはらオートキャンプ場」の由来とキャンプ場の始まりについてお伺いしました。

那須たかはらオートキャンプ場のはじまり

『たかはら』というのはたかはら山からきています。初めは父が立ち上げたキャンプ場で、2016年7月で20周年を迎えました。近くを流れる箒川もあり、自然環境は抜群に良いと思います。
「始めはオーナーが脱サラして立ち上げたんです。所有していた土地の山林を切り開き、一つ一つ手作りで創ってきました。1996年オープンですが、当初温泉が出ていたので温泉付きキャンプ場でした。（今は残念ながら温泉はでなくなってしまいましたが）露天風呂は岩風呂、ひのき風呂ともに、キャンパーさんたちに人気です。
管理人さん

現管理人さんは2代目で、オーナー夫婦も65歳を迎えたため、受付、接客、場内管理、場内修繕、Web制作など幅広く行っています。26歳までは会社勤めをしていましたが、オーナーより声がかかり、キャンプ場運営に参加。

キャンプ場立ち上げの際はまだ学生だったため、なんか親が始めたな、という感じでした。今は家族みんなでやっていますので、ときにはケンカもありますが、キャンプ場経営の楽しさや喜びもわかってきました。
管理人さん

沖縄・九州の離島めぐりやバイクツーリングなど旅が大好きで、今ではキャンプ場経営の中心となって活躍しています。

「バランスのとれたキャンプ場」

那須たかはらオートキャンプ場の特徴はバランスが取れているということ。ファミリー層はもちろん、ご夫婦二人、ペット連れ、シニア層まで幅広く来られています。
キャンプスタイルもメインの芝サイト、林間サイトを始め、人気があるログコテージ、ウッドキャビン、そしてトレーラーハウスもチョイスできます。

子どもたちが走り回れる芝サイト

種を蒔くことから始めたという芝サイト。那須たかはらオートキャンプ場のメインサイトです。

一度芝サイトでキャンプした人は大体次来た時も芝サイトを選びますね。
管理人さん

芝のメンテナンスもとても力を入れているため、とても気持ちよいサイトになっています。リピートしたくなるキャンパーさんの気持ちがわかります。AC電源付も選べますが最近は子供たちがゲームの充電に使ったりと何かと役立っている様子。時代が変わってきたようです。

静かに過ごすのにお勧め、林間サイト

静かに過ごしたいキャンパーに人気の林間サイト。オーナーが自ら重機を使い開拓したキャンプサイト。区画毎にレイアウトが違い、場所によっては段差を利用してプライベート感抜群のサイトも。お気に入りの区画を見つけるのも楽しみの一つです。キャンプイズムとしてもお気に入りが見つかりましたよ～。
那須は都心と比べて比較的涼しく、夏は特に気持ちよく過ごすことが出来ます。特に林間サイトは夏の日差しを遮るため涼しく感じます。また斜面に段差を付けている区画では、視界が特別狭くなることもなく居心地が良いのが特徴でおすすめです。

ログコテージ・ウッドキャビンで気軽にアウトドア

取材当日も満室となるほどの人気エリア、ログコテージ・ウッドキャビン。手ぶらで気楽にキャンプできること、そしてとても綺麗なログコテージで過ごせるスタイルはファミリーにもグループにも支持されています。
ウッドデッキで語り合う親子や、ログコテージ前でバーベキューを楽しむグループの姿は、テント派のキャンパーからしても素敵です。

キャンパーさんへの細かな気遣いが至るところに！

那須たかはらオートキャンプ場は至る所にうれしい気遣いが見られます。ここで紹介できないものも含めて色々探してみてはいかがでしょうか。

キャンプ場に期待する最低限の基準が上がってきている気がします。露天風呂やウォシュレット、ゴミ捨て場など、これまであまりキャンプ場になかったものがあるのが当たり前になってきています。たかはらオートキャンプ場でもキャンパーさんが喜ぶものを当たり前に、自然に準備出来るよう頑張っています。
管理人さん

確かに一昔前にはなかったものが当たり前のようにありますが、実は当たり前でなくてキャンパーさんのためにオーナーさんが頑張ってくれているおかげだったりします。自然を壊さないように、ある程度の不自由を楽しみつつ、設備を丁寧に使わせていただきたいものです。

炊事場は虫が寄りにくいライト

例えば炊事場の電気は一見普通の蛍光灯の様ですが、実は虫があまり寄り付かないものを使用しています。夜食器などを洗いに行った際に虫が集まっていると気になるキャンパーさんも多いはず。意外に助かる気遣いが炊事場にありました。

洗剤

もう一つ炊事場のうれしいポイントは洗剤が準備されているところっ。
結構忘れてしまったり、初心者キャンパーさんだと準備してきていないということも多いのではないでしょうか。ログコテージなどに宿泊する場合、手ぶらで来られるキャンパーさんも多いので、スポンジから洗剤まで準備してくれています。

炭捨て場

炭捨て場ももちろんあります。
ポイントは炊事場のすぐそばにある点です。
炭を捨てたすぐそばで焚火台を洗浄できるのがありがたいですよね。

ゴミステーション

ゴミ持ち帰りのキャンプ場もだいぶ少なくなってきていると思いますが、那須たかはらオートキャンプ場でもしっかりとゴミステーションが準備されています。

星空見ながら、格別の露天風呂

そして大人気の露天風呂っ。岩風呂とひのき風呂があり、日によって男女入れ替わります。夜暗い中露天風呂に向かうと、自動でライトがついて足元を照らしてくれるのもうれしい気遣い。広々とした大露天風呂は、天気によっては満点の星空を楽しみながらゆっくりと浸かることが出来ます。この取材当日は流れ星も見れましたよ！
シャンプーも置いてあるのでとても助かります。ちなみにリンスインシャンプー特有の髪の毛バッキバキになるやつではないのがうれしい。

「『良かったです。また来ます。』が本当にうれしい瞬間」

『良かったです。また来ます。』と言って頂いたときや、帰りに次の予約を入れてくれた時は本当にうれしいですね。そういう時にキャンプ場をやっていて良かったと実感しますし、また、自身の考えたサービスや設備の変化でお客様が喜んで帰られたときにやりがいを感じています。
今日も昔からのリピーターさんがきてくれていますが、たかはらオートキャンプ場に数泊しながら、塩原や湯元の方の観光地を満喫したり、釣りしに行くというスタイルをされる方が多いですね。ベースキャンプみたいな感じで。本当に長いお付き合いをさせて頂いているキャンパーさんは正月一緒に過ごしたり、もう親戚以上の付き合いになっています
管理人さん

「また来たくなる」、そしてゆっくりと過ごせるキャンプ場としておすすめです。

取材後記
オーナーご家族の優しさが反映された那須たかはらオートキャンプ場。初心者キャンパーさんと一緒にテントを設営したりと、キャンパーさんとの距離が近いのも印象的でした。
「今後は子供たちの遊べる遊具を増やしていきたい」とのこと。高規格過ぎずシンプルでありながら、キャンパーさんが必要とするものはほとんど揃っています。「まだまだ改善の余地のあるキャンプ場ではありますが、そんなところに魅力を感じて来て頂けますと嬉しいです。」とのコメントを頂きましたが、全ての面でバランスよいというのが那須たかはらオートキャンプ場の特徴ではないでしょうか。
取材：2016年8月