故障ではありません。これは「ドロップダウン現象」と呼ばれる、ガスの性質によるものです。
なぜ冬は火が弱くなるのか
カセットガス(CB缶)やアウトドア缶(OD缶)の中には、液体のガスが入っています。ガスコンロを使うと、この液体が気体に変わって燃えます(気化)。
液体が気体になる時、周囲の熱を奪います(気化熱)。夏場は気温が高いので問題ありませんが、冬場は気温が低いため、缶が冷えすぎてガスが気化できなくなります。これが火力が落ちる原因です。
ドロップダウンを防ぐ3つの対策

冬キャンプで安定した火力を得るために、以下の対策を行います。
1. 「パワーガス」を使う

一番確実な方法は、寒さに強いガス缶を使うことです。
通常のガス缶(ノルマルブタン)は、氷点下になると気化しません。しかし、「イソブタン」や「プロパン」が配合された「パワーガス(ハイパワーガス)」は、-10℃〜-20℃の環境でも気化します。
SOTOやユニフレーム、スノーピークなど各メーカーから寒冷地用のガス缶が販売されています。冬キャンプには必ずこれを持参します。
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2. ガス缶を温める(自己責任)
手で缶を握ったり、服の中に入れて体温で温めたりすることで、一時的に火力を復活させることができます。
これはキャンプ中に困ったときの対処法として知られています。
同じようにガスライターの火がつかないというときもぽっけっとなどに入れて温めておくと火が付くようになりますよね。
注意しなくてはいけないのが、焚き火やストーブの近くに置いて温めるのは絶対にやめてください。缶が熱くなりすぎて爆発する危険があります。あくまで人肌程度に温めるのが限度です。
3. ヒートパネル搭載のコンロを使う

SOTOのレギュレーターストーブや、イワタニのカセットコンロには「ヒートパネル(導熱板)」という部品が付いているものがあります。
これは、燃焼している炎の熱をガス缶に伝えて、缶が冷えるのを防ぐ機能です。この機能があるコンロを使うことで、最後の一滴までガスを使い切ることができます。
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ガソリンバーナーという選択肢も
極寒の地や雪山に行く場合は、ガスではなく「ホワイトガソリン」を燃料にするバーナーを使います。
ガソリンは気温に関係なく安定して燃焼します。ポンピングという手間はかかりますが、氷点下でも最強の火力を維持できます。
冬は「パワーガス」が必須
普通のカセットガスは、気温10℃を下回ると火力が落ち始めます。
朝、コーヒーを飲もうとしてお湯が沸かないのは辛いです。冬キャンプに行く際は、少し値段が高くても「寒冷地対応」と書かれたパワーガスを準備してください。
