「せっかくのキャンプだから」と、車がパンパンになるまで道具を詰め込んでいませんか?
汗だくになって巨大なテントを立て、お洒落な棚を並べ、手の込んだ料理を作り、写真を撮る……。
ふと気づけば、もう夕方。
「あれ、私、キャンプに来てから一度も座ってないかも?」
もしそんな経験があるなら、今こそスタイルを変える時です。
誰かに見せるためではなく、自分自身を癒やすための、引き算のキャンプスタイル「背伸びしないキャンプ」に注目が集まっています。
「設営15分」がもたらす、圧倒的な余白

「背伸びしないキャンプ」のルールはたった一つ。
「到着して15分で乾杯すること」です。
2ルームテントなどの大型幕や、複雑なレイアウトは家に置いていきましょう。
使うのは、パッと開くだけのポップアップテントや、ポール1本で立つワンポールテント。そして、座り心地の良い椅子と小さなテーブルだけ。
設営を15分で終わらせると、何が起きるか。
これまで設営と撤収に使っていた「約2〜3時間」が、まるごと自由時間になるのです。
「何もしない」をするためのギア選び

背伸びしないためには、道具選びも「諦める勇気」が必要です。
Campism流・引き算の3ヶ条
- 飾り付けはしない:
ガーランドや過剰なランタン装飾はナシ。自然の風景があれば、それ以上のインテリアは不要です。 - 料理は「焼くだけ・煮るだけ」:
凝ったキャンプ飯も楽しいですが、今回はスーパーのパック寿司や、お湯を入れるだけのカップ麺でもOK。「作らない」という選択も立派なキャンプです。 - 棚(ラック)を持っていかない:
道具を並べるための棚を持っていくから、並べるための道具が増えてしまいます泣。コンテナ1つをテーブル代わりにして、そこから出すスタイルで十分。
手に入るのは「不便」ではなく「自由」

「そんな質素な装備で、楽しいの?」
そう思うかもしれません。
でも、想像してみてください。
周りのキャンパーがまだペグを打っている横で、あなたは既に椅子に深く腰掛け、ビールを飲みながら空を見上げている。
本を読んでもいい。
昼寝をしてもいい。
ただ焚き火の炎を、飽きるまで見つめていてもいい。
豪華なキッチンスタジアムを作るためにキャンプに来たわけじゃないはずです。
日常の忙しさから離れ、自然の中で深呼吸するために来たはずです。
もっと「適当」でいい
SNS映えする完璧なキャンプサイトも素敵です。それを否定はしません。
でも、それに疲れてキャンプ自体が億劫になってしまっては本末転倒。
「今日は何もしないぞ」と決めて、最低限の荷物でふらっと出かける。
そんな「背伸びしないキャンプ」こそが、忙しい現代人にとって、最も贅沢な大人の遊び方なのかもしれません。
次の休みは、テント一つと椅子一つ。それだけ持って出かけてみませんか?
