キャンプの焚き火で、着火剤を使うべきか迷う人は多いです。「着火剤を使わずに火を起こしてこそキャンパーだ」という意見もありますし、「時間をかけたくないから使う」という意見もあります。
着火剤を使う・使わないは、もちろんどちらが正しいというものではありません。キャンプで「何に時間を使いたいか」によって正解が変わります。
着火剤を使わない「不便さ」を楽しむ

着火剤を使わず、自然の素材だけで火を起こすのは、キャンプならではの大きな娯楽です。
乾いた落ち葉や松ぼっくり、細い小枝を拾い集めます。ナイフを使って薪を薄く削り、フェザースティックを作ります。そこにメタルマッチ(ファイヤースターター)で火花を散らして着火させ、少しずつ太い薪へと火を移していきます。
この作業には時間と技術が必要です。しかし、小さな火種が大きな炎に育った時の達成感は、着火剤では味わえません。「不便さを楽しむ」という点において、最高の遊びになります。
ただし、前日に雨が降っていたり、薪が湿っていたりすると、難易度は跳ね上がります。
着火剤を使って「時間」を有効に使う

一方で、着火剤を使う最大のメリットは「確実性」と「時間の節約」です。
火起こしに1時間以上かかってしまうと、料理を作ったり、ゆっくりお酒を飲んだりする時間が減ってしまいます。着火剤を使えば、数分で安定した炎を作ることができます。
焚き火の準備を早く終わらせて、燃える火を眺めながらのんびり過ごしたい人には、着火剤は非常に合理的な道具です。
着火剤を使うなら「ファイヤーライター」が人気

もし着火剤を使って効率よく焚き火を始めるなら、マッチ型の着火剤「ファイヤーライター(FIRE LIGHTERS)」が適しています。
ホームセンターで買えるジェル状や固形の着火剤も火はつきますが、別途ライターが必要です。風が強い日は100円ライターの火が煽られ、着火剤に火をつけること自体に苦労します。
ファイヤーライターは、これらの欠点を解消しています。
1. ライターが不要で風に強い
見た目は大きなマッチです。箱の側面に頭の部分を擦り付けるだけで火がつきます。ライターの忘れ物を防ぐことができます。マッチのように擦るため、風が強い日でも手元で確実に着火できます。
2. 8分間燃え続ける
火がついた後、そのまま薪の下に置きます。1本で約8分間燃え続けます。この8分という時間は、太い薪に火を移すのに十分な時間です。途中で火が消えてしまい、うちわで必死に扇ぐ必要はありません。
3. 保管が簡単で手が汚れない
木材の繊維と植物性のワックスで作られているため、液漏れの心配がありません。触っても手がベタつかず、食材を扱うキャンプでも衛生的に使えます。
スタイルに合わせて使い分ける

時間と心に余裕がある日は、ナイフと小枝でじっくり火起こしに挑戦します。早く暖を取りたい時や、天候が悪い時はファイヤーライターを使って確実に火をつけます。
どちらのスタイルも楽しめるように、道具箱に一箱だけファイヤーライターを入れておくことを勧めます。
