インタビュー取材
栃木県那須郡にあるこっこランド那須F.C.G.。那須岳を臨む森林にあるキャンプ場はすぐそばを余笹川が流れ、那須の自然を満喫できるキャンプ場です。自慢の林間サイト、那須岳を臨むリバーサイトは個々に形が違い自然を出来るだけ残した造りで落ち着いて過ごすことが出来ます。また各区画も最近のテントに合わせて広々と確保されているのもうれしいポイントです。
気持ちの良い那須特有の落葉樹のトンネルを抜けるとかわいらしいニワトリのロゴの看板が見えてきます。
春夏秋冬とそれぞれの季節を満喫できるゆったりとしたキャンプ場こっこランド那須FCGにつくと、笑顔のスタッフとオーナーさんが出迎えてくれました。
こっこランド那須F.C.G.の始まり
まずは一度聞いたら忘れられないキャンプ場の名前「こっこランド」の由来について教えていただきました。
こっこランド那須ファミリーキャンプグランドが始まったのは1993年になります。それまでは家族で養鶏場をやっていたので、キャンプ場の名前はそこから考えました。なので始めのうちはキャンプ場の一角で鶏を飼って卵拾いが出来ましたよ。
山口さん
養鶏場からキャンプ場を始めるきっかけは何でしたか?
アウトドアはもともと好きで、知り合いとキャンプに行って話していてふと「キャンプ場やろうか?」という話になったんです。それが始まりでした。レイアウト決めて林を開拓して半年で一気に準備しましたね。オープンしたては管理棟もプレハブで、少しずつここまで広げてこられた感じです。
山口さん
ずいぶん唐突な始まりだったようですが、今では100サイトを誇る那須人気のキャンプ場の1つになっています。
ちなみに「F.C.G.」がFamily Camp Groundの略です。
こっこランド那須FCGの管理棟・ランタンコレクション
こっこランド那須の代表は山口俊孝オーナー。管理棟で色々とお話を聞かせていただきましたが、気になるのは所狭しと飾られているランタンの数々。しかもどれも見たこともないような珍しいものばかり。
趣味でランタンを集めていたらどんどん増えてしまいました。中でも珍しいもので言うと、吊るすタイプのものかな。ここに展示していないものも含めると相当な数になっていると思います。
山口さん
ランタン博物館のような受付棟はキャンプの合間に一度見学してみる価値ありです。ランタン以外でも昔のバーナーなど「オートキャンプ」という文化が出来ていなかった時代のものがあり楽しめます。
一番のウリは『林』です。
こっこランド那須F.C.G.の一番のお勧めは何ですか?
やっぱり林が一番のウリですね。落ち葉とかの手入れは結構手間ですが新緑や秋の紅葉は最高ですよ、、『木』だけに『気』を遣ってます。。。
山口さん
・・・・・・!!!!Σ( ゚Д゚)
こっこランド那須FCGの一番のウリは『林』ということで、空から撮るとほぼ林しか映らないほど。那須という土地柄もありますが、キャンプ場に一歩踏み入れると空気が違うのがわかります。遠くには那須岳を臨む土地は夏は涼しく、秋には紅葉を楽しむことが出来ます。四季に合わせた楽しみ方があるのも注目です。
最近はテントも大きくなってきているから出来るだけ区画も大きくしてきています。
山口さん
最近のファミリー用テントは確かにシェルター併設のものなど大きいものが増えてきています。余裕をもったキャンプをするにはこれくらいのサイズは本当にありがたいですよね。
区画サイトは個々に形が違い、自然を損なわないよう石などで区切られています。
これだけの木々でありながら晴れるととても明るいのが驚きです。
那須岳を臨む、余笹川沿いのリバーサイト
こちらは朝日岳に源を発し、那須を代表する余笹川沿いの拓けたRサイトとRAサイト。林間サイト同様にこちらもAC電源付、無しと選べます。晴れた日には那須岳も臨める開放感のあるサイトです。それぞれの区画は石を並べたりして区切られていますが、すぐ隣とくっついているわけではないため、窮屈さを感じることもないのが嬉しい。
キャンプイズムも泊まらせていただきましたが、夜は川の音を聞きながら静かに過ごすことが出来て最高に気持ちよかったですよ。
人気のAC電源付のRAサイトや夜は満点の星空を味わえるのもリバーサイトの魅力です。
露天風呂&綺麗な炊事場
管理棟から少し奥に進むと大きい綺麗な建物が出てきます。キャンパーさんたちにも大好評の露天風呂です。
昔余笹川が氾濫したんです。その時に岩が流れてきていて、岩風呂にしようという話になりました。たまたまその前年にボイラーを2台買っていたので。
山口さん
水害から生まれた岩風呂は本当に気持ちよく、ついつい長風呂してしまいます。木のぬくもりを感じる広くて綺麗な脱衣所も注目です。
六角形の炊事場の真ん中には丸テーブルもついていてちょっとした調理や、洗った食器を拭くための台として役立ちます。
また鉄板洗い用のシンクもあり、小さなことですがキャンパーさんには助かるポイントです。水洗トイレももちろん綺麗に管理されていますが、それだけでなく車椅子対応のトイレも準備されています。
F.C.G=ファミリーキャンプグランド
子供さんが楽しめるよう幾つかの遊具もキャンプ場内に作られています。また、子供連れキャンプの夜に盛り上がるのが花火です。他のキャンパーさんに迷惑かけずに存分に楽しめるよう、「花火の場所」がしっかりと設けられています。ここで新しい友達も増えるかも!?もちろん遊具だけでなく余笹川へ降りて釣りや川遊びもできますよ。
アウトドア初心者も安心!宿泊施設も充実
トレーラーハウス|箱型?A型?
通常のトレーラータイプは林間サイトの方にあり、薪ストーブやオープンキッチンがついています。ウッドデッキで涼しさを感じながら過ごすのはまた格別でしょう。デッキにはシンクもあるので、洗い物もできてとっても便利です。
結構珍しいA型トレーラーハウスはリバーサイトの方にあり、屋根裏部屋のイメージでワクワクした雰囲気を楽しめるのが特徴。
家族で泊まるもよし、仲間で泊まるもよし、どちらも普段と違ったキャンプスタイルを楽しめます。
コテージ
こっこランド那須FCGのコテージは別格。とても広いバーベキュースペースだけでなく、設備も充実。食材、アメニティを準備して手ぶらキャンプを楽しむことが出来ます。
囲炉裏小屋
もう一つの宿泊施設「いろり小屋」は文字通り囲炉裏を囲んだキャンプスタイルを楽しむことが出来ます。どこか懐かしい、落ち着いた雰囲気とキャンプの融合を味わうことが出来ます。
「親・子・孫の三代にわたってくるキャンパーさんもいらっしゃいます。」
昔からきていた常連のキャンパーさんがお孫さんを連れてきたときは本当に感動しますね♪昔一緒にこっこランドでお蕎麦打ったりした子供が大人になって、今度はその子供を連れてくる。親子、孫の三代でこっこランドに来てくれているというのは本当に嬉しい。
山口さん
キープしながら進化してきているからこそ、長くリピートするキャンパーさんがいっぱいいらっしゃるのですね。
取材後記
親子孫三代とリピートするキャンパーさんがいると同時に、本当に手ぶらで来られるようにお肉の配達も手掛けたり、初めてキャンプをする人向けのプランも充実させているこっこランド那須FCG。より身近にキャンプと自然の素晴らしさを伝えてきている山口オーナー始め、ご家族、スタッフの方々の想いを感じることが出来ました。
那須の自然環境を最大限残しつつ、それでいて進化し続けているキャンプ場は様々なスタイルのキャンパーさんが長くリピートしたくなるキャンプ場だと感じました。
取材:2016年8月~
基本情報・クチコミ
こっこランド那須F.C.G.【予約・口コミ】 こっこランド那須F.C.G.は那須高原スマートICから5分程度とアクセスも抜群でありながら、那須の綺麗な森に包まれて四季の移ろいを楽しむことができます。「F.C.G.」は”ファミリー・キャンプ・グランド”の略で、ファミリーキャンパーにも人気。その秘...
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