岐阜県高山市荘川町に位置する「こもれびの森荘川」。標高約1,000mという高地にあるため、市街地とは天気が全く異なります。真夏でも驚くほど涼しく、冬は深い雪に包まれるこのエリア。今回は、荘川の気候の特徴と、季節ごとに持参すべき装備を詳しく解説します!
1. 荘川の気候:真夏でも「夜は長袖」が常識
標高1,000mの荘川は、ふもとの街(岐阜市や名古屋市など)に比べて気温が6〜7℃ほど低くなります。この気温差が、荘川キャンプを快適にする鍵となります。
1-1. 春(4月〜5月):遅れてやってくる爽やかな季節
荘川の春は少し遅めです。4月でもまだ残雪があることがあり、本格的なキャンプシーズンはGW頃から。新緑が非常に美しく、空気が澄んでいます。
• 気温の特徴: 日中は過ごしやすいですが、夜間は氷点下近くまで冷え込むこともあります。
• 装備のコツ: 真冬並みの防寒着や、厚手の寝袋を準備しましょう。
1-2. 夏(7月〜8月):天然のクーラーで極上の避暑体験
「こもれびの森」の名の通り、木漏れ日の中を抜ける風は驚くほど冷涼です。熱帯夜とは無縁の世界で、夜は焚き火の暖かさが心地よいほどです。
• 気温の特徴: 日中でも30℃を超えることは稀で、朝晩は20℃を下回ります。
• 装備のコツ: 寝る時は肌寒くなるため、薄手の長袖やパーカー、夏用でもシュラフは必須です。
1-3. 秋(9月〜11月):紅葉と満天の星空
10月になると山全体が鮮やかに色づきます。秋が深まるのが早いため、紅葉キャンプを楽しむなら早めの計画がおすすめ。空気が乾燥し、一年で最も星が綺麗に見える季節です。
• 気温の特徴: 10月後半からは最低気温が一桁になります。
• 装備のコツ: フリース、ダウン、カイロなど、しっかりとした寒さ対策を。
1-4. 冬(12月〜3月):静寂の雪中キャンプ
荘川は全国的にも有名な豪雪地帯です。一面の銀世界の中で楽しむ冬キャンプは格別ですが、装備は万全にする必要があります。
• 注意点: 4WD車やスタッドレスタイヤ、スコップなどの雪対策は必須です。
2. 知っておきたい「山の天気」のポイント
こもれびの森荘川を120%楽しむためのアドバイスです。
2-1. 急な雨と落雷への備え
山間部のため、晴れていても急に雲が広がり雨が降ることがあります。特に夏場は激しい夕立に注意。雨具の準備はもちろん、雷の音が聞こえたら早めに車の中など安全な場所へ避難しましょう。
2-2. 紫外線対策
標高が高いため、市街地よりも日差しが強く感じられます。涼しいので忘れがちですが、日焼け止めや帽子での対策をおすすめします。
まとめ:天気予報を確認して「天空の森」へ
こもれびの森荘川は、天候に合わせた準備さえ整えば、他では味わえない最高の開放感と涼しさを提供してくれます。現地のピンポイント予報をしっかりチェックして、各務原や名古屋の暑さを忘れる極上のキャンプを楽しんでくださいね!
