マキオカネイチャークラブ【インタビューVol.1】|山梨県

細い道をゆっくり進んでいくと、木のぬくもりを感じる案内看板を見つけました。そのまましばらく行くと、遠くにティピーテントが見えてきます。たった2つのサイトでありながら、根強いファンを持つマキオカネイチャークラブへ到着です。
マキオカネイチャークラブは、もともと現オーナーの旦那さんと立ち上げたキャンプ場。15年ほど前に旦那様が亡くなられてからもオーナーと応援者で想いを形にし続けてきた温かいキャンプ場です。
笑顔で出迎えてくれたのは本田オーナー。本田オーナーは鎌倉在住で、夫婦で塾の先生をしていた経歴の持ち主。キャンプ場メンテナンスは本田オーナーが鎌倉から通って自ら行っているとのこと。
本田オーナー
「もともと塾の生徒たちを安心して連れてこられて、自然と触れ合える場所を作りたいという主人との夢を形に変えてきたキャンプ場なんです。」
と、今では女性目線で「こういったものがあったらいいな」で出来上がったサービスや設備を目にすることが出来ます。
マキオカネイチャークラブでは、ダッチオーブンなど主力のアウトドア料理器具をはじめ、ボードゲーム、天体望遠鏡など幅広くレンタルしています。しかも消耗品以外に関しては全て無料というから驚きです。キャンパーからしてみればうれしいサービスですが、なかなか出来ませんよね(:_;)一見キャンプと関係なさそうなものもレンタルリストに入っているのが注目です(^^)
本田オーナー
「レンタル代を取られるのは自分だったら嫌だから頂きません」
本格的な天体望遠鏡。「旦那様に初めて土星の輪を見せてもらったのがこの望遠鏡」というエピソードも聞かせていただきました♪
マキオカネイチャークラブの最大の特徴、”たった二つのサイト”は、貸切することが出来ます。
本田オーナー
「都会の喧騒を離れて来たのに隣のグループと近すぎたら嫌だなぁ、って考えたら結局1つのサイトをできる限り広く、そしてそもそもサイト数を少なくすれば実現できるということで二つになりました。結構外国の友人を連れたグループが貸切でパーティーをしに来たりしますね」
実際に来ると驚きますが、トレーラーハウス、ティピテント以外のフリースペースも他では考えられない広さです(*ノωノ)また仲間を集めての貸切も人気で、思う存分景色の良い自然を楽しむことが出来ます♪
マキオカネイチャークラブの敷地内には”奇跡のリンゴ”の木があります。
本来無農薬でリンゴを育てることは不可能といわれていますが、ここでは勝手に育ち、勝手にリンゴを実らせるということが起きています。映画でもありましたが、自然そのままの環境を創り上げることで”奇跡のリンゴ”は生まれましたが、実はマキオカネイチャークラブでも除草剤などの化学薬品は使用していません。本来キャンプ場のメンテナンスでは雑草を考えて除草剤を撒くのが一般的ですが、オーナーが自ら雑草処理などを行っています。
本田オーナー
「子供が遊びに来たら必ず土遊びをしますし、周りの林に入ったりします。それを考えると安心して遊ばせられるには、自分で草の処理をするしかないと思ったんです。結果としてかはわかりませんが、うちにも”奇跡のリンゴ”が生えてますし、しっかりと実をつけます。全くリンゴの木には手を加えていないんですけど。」
敷地の周りにはワラビやツクシなども自然そのままに育っていて、そのまま取って食べることもできるそうです。子供連れキャンパーには本当に安心して過ごせる環境があります。
マキオカネイチャークラブのシンボルともいうべき常設ティピーテント☆
十分なスペースを確保されている内部は、寒い日でも安心して過ごせるよう、ストーブも常設されています。
もちろん雨風に強いしっかりとした作り。天井もかなり高く、通常のテントでは味わうことのできない空間がそこにはあります。
薪ストーブに薪をくべながら仲間と語る時間は一生モノの思い出になりそうです♪
ティピーテントと並んで目に入ってくるトレーラーハウス。マキオカネイチャークラブには2台のトレーラーハウスがあります。雨や雷などの悪天候に遭遇しても避難することが出来ます。
本田オーナー
「せっかくキャンプの計画をしたのに、雨が降ってしまっては残念ですよね。場合によっては雷など危険なときもあるので、そういった時に避難できるようにということも考えてトレーラーハウス、ロッジを解放出来るようにしました。ロッジの方には冷蔵庫や電子レンジ、暖炉なども『自分があったら便利だな』と思うものを一通り揃えています。」
ロッジは2階+屋根裏部屋があり、どんな天気でも安心して過ごせます。
敷地内には手作りのブランコもあり、大人にも人気があります。かなり長いロープで作られたブランコはスリル満点!
その奥の小道を進むとキャンプ場裏側の小川に降りていけます。自然そのまま手つかずの小川は子供たちが楽しめるポイントです。
川遊びをした後はドラム缶風呂へ(*’▽’)景色抜群の位置に懐かしのお風呂があります☆
丁寧にキャンプ場の紹介をしてくださった本田様の人柄と想いがそのまま形になっているのを感じました。「自分だったらこうしたい」という純粋な気持ちが伝わってくる温かいキャンプ場です。
取材協力頂きましてありがとうございました。ぜひみなさんもグループでキャンプに行く際はマキオカネイチャークラブへ行ってみてください。
マキオカネイチャークラブ
電話番号 | 090-5433-2224 |
住所 | 山梨県山梨市牧丘町北原1342 |
URL | http://www.makioka-camp.com/ |
サイト情報 | 山間、高原 区画サイト、トレーラーハウス、常設ティピテント |
料金案内(変更の可能性があります。) |
【ベーシックプラン】(1区画のご利用) EAST-SITE 定員5名 WEST-SITE 定員4名 大人:6,000円 子供4,000円(定員を超えた追加分:大人4,000円、子供2,700円) 【貸切パーティープラン】 9~50名(2区画のご利用) Aプラン:9~14名 サイトのみご利用 Bプラン:15~50名 サイトとセンターハウスをご利用 (Bプランはセンターハウス1Fを開放し、2F和室、3Fロフトもご利用いただけます) EAST、WEST合わせて定員9名 大人6,000円 子ども4,000円(定員(9名)をこえた追加分:大人4,000円 子ども2,700円) ★詳細はキャンプ場に直接お問い合わせください。 |